近年、皮膚の菌バランスであるマイクロバイオームを保つことの重要性が急速に注目されるようになりました。しかしながら、極めて新しい考え方であるため、従来の衛生管理製品は、マイクロバイオームへの影響は考えずに開発されています。長引いたコロナ禍において、手指を石鹸で洗う頻度が増えたため、手荒れがひどくなったり、慢性化した方も多いのではないでしょうか?
今回のコラムでは、従来の石鹸での洗浄の問題点と、それに対する解決策をお伝え致します。
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従来の石鹸がマイクロバイオームに与える悪影響とは
従来の石鹸で、汚れや壊死した皮膚を除去することはできます。しかしながら、それと同時に皮膚の健康維持にプラスに働く善玉菌も除去してしまっているという問題点があります。
更に、従来の石鹸には、以下のような問題があることが近年の研究で明らかになりました。
・皮膚の油脂を過剰に除去してしまうため皮膚のマイクロバイオームが乱れてしまう。
・健康な皮膚に必要なマイクロバイオームバランスの形成を妨げてしまう。
・本来皮膚が持つバリア機能であるマイクロバイオームを破壊してしまう。
従来の石鹸での洗浄は、このようにマイクロバイオームを乱すだけでなく、その形成も妨げるため、肌荒れの原因となるのです。
とはいっても、石鹸を使わずに手指を水やお湯で洗うだけでは十分な衛生管理とは言えません。そこで次に、健康的なマイクロバイオームを形成する画期的な衛生管理方法をご紹介致します。
″シンクロバイオティクス″によるバランスのとれたマイクロバイオームの形成
″シンクロバイオティクス″とは、EUで特許を取得している独自の技術で、活きた善玉菌であるプロバイオティクスと善玉菌のエサであるプレバイオティクスを組み合わせて製品に応用するノウハウです。
この高度なテクノロジーを分かりやすく図解にしました。
″シンクロバイオティクス″の画期的な技術は、活きている善玉菌を芽胞という冬眠のような状態で保存して製品化している点にあります。製品に含まれた善玉菌は、皮膚に触れた瞬間に、その刺激で起きて活動し始めます。その際に、善玉菌のエサとなるイヌリンが活性化と増殖を助けます。
シンクロバイオティクスの開発者であり、プロバイオティクス研究の第一人者であるテマーマン博士は次のように語っています。
最近、急速に増えている″マイクロバイオームスキンケア”製品ですが、″シンクロバイオティクス”以外に活きた善玉菌を化粧品に応用する技術は今のところ他にありません。ですので、活きた善玉菌を含んだ製品は日本において実質Syzerasだけです。(2023年6月現在)
>関連記事はこちら「【シンクロバイオティクス】最先端のマイクロバイオームスキンケアに採用されています」
″シンクロバイオティクス″の5つの効果
テマーマン博士によると、″シンクロバイオティクス″によるマイクロバイオームスキンケアには5つの効果があることが証明されていると言います。
①皮膚マイクロバイオームが強化されるので、アトピーや湿疹、ニキビに対する抑制力が育まれる。
②炎症のリスクに対する肌の抵抗力が高まる。
③微生物やウイルスによる病原体感染のリスクが低減される。
④健全な肌が育まれバリア機能が高まる。
⑤敏感肌、刺激、水分不足、乾燥、つっぱり、赤み、吹き出物などを防ぎ肌老化が遅延される。
皮膚は、紫外線、ウィルス、雑菌などの外部の刺激から真っ先にヒトを守るバリア機能を担っている重要な器官です。ですので、顔や腕だけでなく全身にマイクロバイオームスキンケアを取り入れることが重要です。しかしながら、大人の皮膚面積は平均で2㎡にも及ぶと言われており、全体のマイクロバイオームを整えるのは容易ではありません。
それを可能にしたのが、Syzerasのマイクロバイオームスキンケア・シリーズです。Syzeras for HUMANには、バスエッセンス、モイスチャージェル、ボディーソープがあります。マイクロバイオームが乱れてしまうという従来の石鹸が抱える課題を、Syzerasのボディーソープは、低刺激成分で洗いながら善玉菌で整えるという画期的な製品です。更に、バスエッセンスを入れたお風呂で全身を善玉菌に浸からせた後、モイスチャージェルを塗ってマイクロバイオームをトータルに整えることで、効果が最大化され持続します。
もちろん、モイスチャージェルやボディーソープは顔にもお使い頂けます。更にバスエッセンスの原液にフェイスパック(シートマスク)を浸すことで、顔のマイクロバイオームもしっかりと整えることができます。
【関連製品はこちら】
・Syzeras for HUMAN
・Syzeras for PETS