女性にとって美肌は永遠のテーマかと思います。お肌の悩みというと、昔は加齢による悩みがほとんどでした。しかしながら、現代社会において、赤ちゃんのころからアトピーなどの問題を抱える子供が増え、大人になってもニキビができるなど年代に関わらず肌トラブルを抱える人が多くなりました。
その原因として、紫外線や大気汚染などの外的ストレス、精神的な内的ストレスなど、お肌が様々な刺激にさらされるようになったからだと言われています。
ヒトの皮膚が受けるこれらのダメージは、気候、季節、環境、生活習慣などによって日々変化しているため、その都度、状況にあったお手入れをするのは難しいと言えます。
そのような背景から、美肌を保つスキンケアのコツとして、お肌の免疫力を高めることが注目されるようになりました。中でも、美肌菌はお肌の免疫力において、重要な役割を果たしています。
そこで今回のコラムでは、そもそも美肌菌とは何か、そして美肌菌を増やす化粧品による画期的なスキンケアをご紹介致します。
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美肌菌とその他のお肌にいる菌にはどんな特徴がある?
お肌にはなんと1,000種以上の菌が存在していると言われています。その中でも美肌づくりのために知っておきたい3つの皮膚常在菌をご紹介します。
1.美肌菌:表皮ブドウ球菌
お肌にプラスに働く菌は通称『美肌菌』と呼ばれています。ヒトの皮膚にいる善玉菌は複数種類ありますが、一般的に『美肌菌』というと『表皮ぶどう球菌』のことを言います。
『表皮ブドウ球菌』は、肌トラブルの原因となるヒトの皮脂や汗をエサとして増殖します。しかも肌を清潔に保ってくれるだけでなく、エサを代謝する際、お肌にプラスに働く『グリセリン』と『脂肪酸』を生成します。『グリセリン』と『脂肪酸』には以下のような効果があります。
・『 グリセリン』=保湿成分
水分の蒸散を抑えるだけでなく、外部から水分を引き寄せ、肌にうるおいをもたらすはたらきがある。肌の内側(角層)までしっかり保湿し、保湿効果が長時間持続する。
・『脂肪酸』=抗菌成分
肌を弱酸性に保ち、皮脂膜を形成して肌荒れの原因となるウィルスや細菌が入り込むことを防ぐ。
2.お肌の悪玉菌:黄色ブドウ球菌
悪玉菌は、肌トラブルを引き起こす菌のことです。その代表は『黄色ブドウ球菌』です。『黄色ブドウ球菌』はアルカリ性の環境下を好むので、肌を弱酸性を保つ美肌菌が少ないと増える傾向にあります。肌がアルカリ性の状態になると、かゆみや肌荒れ、アトピー性皮膚炎の原因にもなります。
(参照元:「ヒト皮膚常在菌発酵液」株式会社セルサイエンス)
3.日和見菌:アクネ菌
『日和見菌(ひよりみきん)』とは、善玉菌と悪玉菌のバランスを見て強い方に味方をして働く菌です。
「ニキビの原因」といったネガティブなイメージを持たれがちアクネ菌は、実は日和見菌であるため、健康な肌ではアクネ菌は肌のpHバランスを整えて弱酸性にしたり、悪玉菌の繁殖を抑えたりと、肌を守ってくれます。
ところが、バランスが崩れたお肌では、皮脂が過剰に分泌され毛穴が詰まります。すると、皮脂をエサとするアクネ菌が毛穴の中に過剰に繁殖し、それに対抗しようと皮膚が炎症を起こし、ニキビとなります。
美肌菌を意識したスキンケアのメリット
それでは、美肌菌が増えるとどのようなメリットがあるのか見てみたいと思います。
1.肌の潤いが保たれる
美肌菌によって水分量が保たれた健康な肌は、角質層に約15~20%の水分を含んでいると言われています。潤いのある肌は、見た目だけでなく、肌トラブルを防いでくれます。
逆に乾燥した肌だと、悪玉菌である黄色ブドウ球菌が活発化し、炎症を引き起こしやすくなったり、乾燥が更に悪化します。
2.肌のバリア機能が高まる
医学博士の慶田院長によると、美肌菌は『物理的バリア』、『生物学的バリア』、『免疫学的バリア』の3つのアプローチから肌のバリア機能を強化すると言います。
①『物理的バリア』:美肌菌同士が密着して結合が強化され、悪玉菌が繁殖しないよう隙間のない壁を作ります。
②『生物学的なバリア』:美肌菌が抗菌作用のある「抗菌ペプチド」というタンパク質を生成し、悪玉菌の増殖を防ぎます。
③『免疫学的バリア』:美肌菌が、免疫力を高める「T細胞」に必要な働きをするよう指令を出します。
このように美肌菌を意識したスキンケアは、お肌の見た目だけでなく、肌トラブルも防いでくれます。
(参照元:「健やかな肌に欠かせない美肌菌を増やす方法!スキンケアと腸内環境を整える食事のポイント」2022年11月 銀座ケイ スキンクリニック)
美肌菌を増やすスキンケアのコツは活きている善玉菌
それでは、どのようにすれば美肌菌は増えるのでしょうか? そのポイントとして、以下のようなことが言われています。
・適度な運動で汗をかく
・バランスのとれた食事を摂る
・ストレスを溜めない
・十分な睡眠をとる
つまり、健康的な生活をすることで美肌菌が増えると言われていますが、忙しい現代人にとって、これらを実施することは簡単ではありません。
そこで、より直接的に『美肌菌』を増やす方法として、美肌菌を意識した化粧品が注目されるようになりました。しかしながら、菌は生き物であるため、化粧品成分として保存することが技術的に難しいとされていました。ですので、「美肌菌を活性化する」と謳っている化粧品のほとんどに、実は活きた善玉菌は含まれていないのです。
活きた善玉菌を含んだ化粧品は、日本ではまだSyzerasのみです。(2023年10月現在)Syzerasには、欧州特許技術により美肌菌の一種であるバチルス菌が眠った状態(芽胞状態)で保存されています。お肌に触れると美肌菌が眠りから覚め活性化し、健やかな肌を育んでくれます。
Syzrasには、ボディソープ、バスエッセンス、モイスチャージェルの3つがあり、全身を活きた美肌菌でケアできます。この全身ケアこそが、美肌菌スキンケアのコツなのです。
>関連記事はこちら「Syzerasに使われている活きた善玉菌がすごい3つの理由とは?なぜ善玉菌がお肌にプラスに働くかを解説!」
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